カレー(フレークタイプ) 2003・7/10
お店には、もう充分という程カレー商品がたくさん揃っているのに、何故今、フレークタイプのカレーなのか。フレークカレーが私達の台所(調理)や食卓をどう変えてくれるのか、注意深く作り、食べ比べてみた。3品とも、パッケージに記載している作り方(材料・切り方・煮込み時間)に正確に従った。
商品名 写真 点数 評価 コメント
エバラ
直火造り横濱舶来亭
カレーフレーク
180g 350円
(10g19.44円)
61・3点 味覚 
★★★★
今までのカレールーとは違う、コクのある新しい味。
原材料
★★★
野菜・果実類が上位に表記されているし、ラード、チキンエキス、ビーフエキスなどのブレンドが、まろやかな味にしていると思う。
パッケージ
★★★
中身の見える透明部分はシズル感があり目を惹く。
S&B
カレーフレーク
直火焼き中辛
160g 350円
(10g21.8円)

41.0点 味覚       ★★
中辛の記載があるが、3種の中で一番辛いという意見が多かった。
原材料    ★★★ 「牛肉関連原材料不使用」が強調され、BSE 問題を意識したような商品作りが前面に出ている。
パッケージ   
★★
炭火のイメージ写真とカレー、更に「清涼感」という表現はカレーの美味しさにつながらない。
ハウス
香味焙煎カレー
150g 300円
(10g20.0円)

29.3点 味覚         ★ 「薄っぺらな商品」という感じ。味に関しても深みやコクが無く、スパイシーということで、変化を付けようとしているぐらいにしか感じられない。
原材料         ★ 「香味野菜たっぷり」と書かれているが、原材料には見あたらず、調味料・パウダー類が多い。
パッケージ   
★★
高級感を出すためか、香りとコクを強調したパッケージになっているが、売り場では目立っていない。

横濱舶来亭カレーフレーク(エバラ)
各評価項目で高得点、しかも「何故今フレークカレーなの?」の期待や疑問に応えることが出来たエバラにスポットライトを当ててみた。
使った材料・袋記載表示材料の目安/6皿分通り
カレーフレーク1袋・肉300g・玉ねぎ大2コ(400g)・にんじん中1本(150g)・水750cc
評価項目 評価内容 評価点数
パッケージ デザイン
材質
形態
今まで見なかったパッケージの色・デザイン。「カレーのイメージではない」という意見は同じでも、20代ではそれを「斬新!」と言い、30代・40代では「何故?カレーが銀でハヤシが金なの?辛口・甘口の違いかと思って紛らわしい」と受け止め方に差がある。

10
大きさ
内容量
比較した3品の中では、最も内容量が多い180g入り。
表記されている”6皿分”の「6」という数字の根拠をエバラに尋ねたら、フレーク30gを1皿分と考えて、たっぷりめに4人分+おかわりとのこと。


10
価格 買いやすい価格とはいえないが、パッケージや味覚に高級感はあるし、内容量も多めなので「悪くはない」という声が多かった。

スーパーで298円で売っているハウスは安く感じ20代に好評だったが、実は150g入りで、g単価ではエバラより高い。40代のベテラン主婦には「騙しっぽい!」と嫌われ、「200円代でこの味だったら高級固形ルーを買うわ!」という人も。


10
 
原材料

製法
製品特徴 エバラの直火製法・直火造り。ハウスの香味焙煎製法。S&Bの直火焼き。3品とも、この製法だと何がいいのか、今までとどう違うのか、フレークとどう繋がりがあるのかが、ハッキリわからない。もう一歩踏み込んだ説明が欲しい。
3品の中でエバラにだけ、カロリー表示が無い。高級な大人向けカレーであれば必要なのでは。


10
味覚の
特徴
まろやかで食べやすい。コクがあって今までのカレーとははっきり違う味。
どの年齢層にも高得点だった。特に子供が大きくなっている40代では親子に好評。男子高校生には「カレー屋さんの上等カレーのようだ」と支持された。
でも、辛さを求める人にはちょっと物足りないかもしれない。

ハウスS&Bは従来の固形ルーとの違いがわかりにくいとか、価格とのバランスを考えるとリピーターになりにくい、という人が多かった。


10
作り方の
内容
さすが、フレーク!の解け方は魅力的。もっとこの魅力を活かすような、他の使い方や、作りたくなるようなメニューを記載すれば、ブレイクするかもしれないのに。どうしてしないのだろう?
エバラに問い合わせたところ、直火製法の特徴とおすすめメニューの書いてあるリーフレットが届いた。とてもわかりやすく、作りたくなるメニューも載っていた。これが店頭にないんじゃ宝の持ち腐れ。この内容をパッケージの裏面にでも載せられないものかしら。

10
原材料の
内容
オリーブオイルを使っているのは珍しいが、ラードとオリーブオイルの割合がわからなく、曖昧なのが残念。
エバラのHPを見るとビーフエキスについての安全性が書かれているが、パッケージにこそ記載が必要ではないか。やはりBSE問題を気にしている主婦は多い。

S&Bは牛肉関連原材料不使用・植物油脂使用というように、このご時勢BSE問題を意識したような但し書きがある。
ハウスは3品の中で最低点(2点)。「香味野菜たっぷり」と書かれているが、原材料の中のどこにあるの?調味料、パウダーが多く工業製品っぽい、など不信感が募る。「売り場で他社製品と見比べると買わない」という声も出るほど。

10
販促物 リーフレットの内容は充実しており、もっと売り場で手に入りやすくして欲しい。試食販売の時にカレールーだけでなく、人参とたまねぎも一緒に並べていたのには感心した。
その時の試食販売のおばさんの機転?それともエバラの教育?

10
総評 フレークは初めてという人からは「もっとフレークの特徴が伝わる売り方をすれば、わざわざ選んで買うのに、もったいない」の意見もあった。
「フレークだからのメニューが欲しい」「カロリー表示が欲しい」など、私達の知りたい情報が不足している点もあるのでこれからも真面目に消費者と向き合って欲しい。

S&B・ハウス共に、固形ルーとの違いがはっきり感じられない。わざわざフレークタイプにしている意味はどこにあるの?

私達にはエバラとカレーの繋がりに馴染みが無いが、実はエバラのカレーの歴史は古いらしい。昔ながらのカレーを忠実に作るとカレールーはフレーク状になる。エバラのノーハウを活かし、まじめに作っている商品という好印象。

担当者 網島のひとり言
各社のお客さま相談室に一般消費者として質問を致しました。お答えを頂き感謝しております。が、中にはおざなりな会社もありました。そんな中でエバラは丁寧な対応で参考資料もすぐに送って下さいました。みなさまお世話をおかけしました。
68
100

担当 網島

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