| ぽん酢しょうゆ | 2003.12/29 |
| 今、スーパーの店頭ではさまざまな柑橘類を使った「ぽん酢」醤油が並んでいる。一般には「ぽん酢」と呼ばれている。 西日本では、明治時代から料亭で工夫を凝らした味があったようだが、家庭の食卓までは広まっていなかった。昭和30年から40年代にかけて、全国に売り出したのはミツカン。現在では地方色も豊かで、それぞれの家庭にお気に入りの逸品があるようだ。しゃぶしゃぶやちり鍋料理ばかりでなく、サラダや酢の物にも使われている。今回は、全国のスーパーで手に入りやすい”ゆず”を使ったぽん酢醤油の評価をした。 |
| [2004年10月追加] 2004年8月末にキッコーマンゆずか担当の方から「ゆずか」の新ラベルが10月頃からスーパーの店頭に出るというメールを頂いた。改良点として、指摘させて頂いていた栄養成分表示と開栓後の保存期間が入ったそうだ。詳細と写真は下段最後に。 |
| 商品名 | 写真 | 点数 | 評価 | コメント |
| キッコーマン ゆずか (価格) 250ml 360円 (10ml 14.4円) |
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61.6点 | 原材料 ★★★ |
原材料の中身各々がシンプルで安心できる。 もう少しこだわりの部分を表現してもいいのでは、それとも無いのかしら・・・。 |
| 味覚 ★★★★ |
ひかえめなだしの味がゆずの香りを引き立てている。シンプルな味だから、ずっと使っていても飽きないし嫌味がない。 | |||
| [原材料名] しょうゆ(本醸造) (大豆(遺伝子組み換でない)、小麦を含む)、ゆず果汁、砂糖、醸造酢、食塩、みりん、こんぶ、調味料(アミノ酸等) |
パッケージ ★★★ |
黄色のキャップとラベル、それに「ゆずか」の文字体の可愛さがうまくマッチしている。キャップシールまで黄色で統一されていて、すっきりした文字使いなので売り場でみつけやすい。 | ||
| 馬路村農協 ゆずの村 (金額) 500ml 450円 (10ml 10.5円) |
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45.0点 | 原材料 ★★ |
馬路村で作ったゆずのみを使っているというこだわりがあるのに、醸造酢が2番目、ゆず果汁は3番目。ゆずの村なのにどうしてお酢の方が多いの!? |
| 味覚 ★★ |
ゆずの香りより、かつおだしの香りが強く出ている。後味にかなり甘みが残る。 | |||
| [原材料名] 本醸造しょうゆ・醸造酢・ゆず果汁・果糖・ぶどう糖液糖・風味調味料(かつお・こんぶ)・調味料(アミノ酸)・甘味料(甘草) |
パッケージ ★★★ |
手書き風の文字、イラストで素朴な感じがよく出ている。でもラベルは通信販売用1つと量販店用2つの3種類ある。商品の顔として大切なラベルを何故変えるのだろう。価格も店によってばらつきがある。問い合わせたところ、中身は同じとのこと。価格もラベルも違うのでは中身も別物と思ってしまっても仕方がない。消費者は戸惑い不信感を持ってしまう。 | ||
| ミツカン かおりの蔵 丸搾りゆず (希望小売価格) 360ml 450円 (10ml 12.5円) |
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35.0点 | 原材料 ★ |
醸造酢、果糖ぶどう糖液糖、アミノ酸調味料、酸味料など、こんなに入れているのに、「特選ぽんず」ってどういうこと!?ミツカンさん。家庭の台所にないような原料名が入っていると胡散臭く感じてしまう。 |
| 味覚 ★ |
醸造酢の味がきつく感じる。「味ぽん」の香りと味を思い出させる化学的な味が残る。従来品との違いをさほど感じない。 | |||
| [原材料名] 本醸造しょうゆ(大豆:遺伝子組換えでない)、ゆず果汁、砂糖、醸造酢、果糖ぶどう糖液糖、食塩、かつおだし、昆布だし、かつおエキス、調味料(アミノ酸等)、酸味料、(原材料の一部に小麦を含む) |
パッケージ ★★ |
ラベルのデザインは、文字が多すぎて、ごちゃごちゃしてる。 CMの印象が強く、商品名は「かおりの蔵」と思っていたので、店頭でみつけにくかった。 |
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| キッコーマンぽんずしょうゆ | ゆずか |
| 鍋料理のためだけでなくサラダや焼き物など、家庭に1本あったら1年中気軽に使える調味料として好評だったのは「ゆずか」。変なクセがなく、自己主張せず、素材の美味しさを活かしてくれるバランスの良さが評価された。アボガドとカイワレダイコンのサラダやツナサラダにも合うという人もいた。 | |||
| 試食方法 |
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| 豚肉のしゃぶしゃぶ(白菜・春菊・しめじ・白ネギ・豆腐)で試食 | |||
| 評価項目 | 評価内容 | 評価点数 | |
| パッケージ | デザイン 材質 形態 |
ゆずのイメージのだいだい色でなく、鮮やかな黄色はインパクトがあって可愛いが、人工的でぽん酢として最初見た時には美味しそうと思わなかった。使ってみると、食卓の上では新しいタイプのデザインが好評。 250mlは他社製品に比べて小さいので、冷蔵庫のドアポケットで邪魔にならないのがいい。上から見ても、キャップの色ですぐわかるのもよい。これぐらいの大きさは買い物帰りも負担にならない重さだし、短期間で使い切れるので良いのでは。 |
6 10 |
| 価格 | 量が少なくて少し割高感を感じる人もいる反面、いつもと違う味を求める人には小さめが好評。「ぽん酢は、安いから買うという商品ではないので、美味しくて”お気に入り”になれば、少々高くても買う」という意見もあった。 | 5 10 |
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| 原材料 ・ 製法 |
製品特徴 | すがすがしいゆずの香りが特徴。味もゆず果汁でスッキリ感を持たせている。表示してある賞味期限は開栓前のもの。 開封後の保存期間をメーカーにお聞きしたところ、 「ゆずか」は冷蔵庫で2ヶ月が目安とのこと。 「丸搾りゆず」は試食の結果4ヶ月ぐらいとのこと。 「ゆずの村」は「なるべく早くお召し上がりくださいとしか言えません。」とのお答えでした。 (後日、馬路村農業協同組合のHPにおいて『ゆずの村・ぽん酢しょうゆの美味しい期間(賞味期限):約6ヶ月』の記載加わる) |
5 10 |
| 味覚の 特徴 |
ゆずをたっぷり使っているという味で、変なクセがない。ゆず果汁がストレートに感じられる味は、料理が温かくても冷たくても素材の味を楽しみつつ美味しく頂ける。 | 8 10 |
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| 作り方の 内容 |
「まずは生野菜で味わって下さい」は好印象。「サラダにも」という言葉より、素材感を感じられる・野菜の種類を多く考えられる・親しみやすい、など特に女性に評判がよかった。どの商品にも「鍋だけでなく」や「サラダにも」などが書かれているが、おざなりに感じたり、取って付けたように見える。しかしこの赤い文字とイラストの可愛さは、女性にとって本当に使いたくなる説得力があるようだ。 | 7 10 |
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| 原材料の 内容 |
原材料の中身それぞれがシンプルで安心できる。他の商品との差別化のためにも、醤油・みりんへのこだわりや、ゆず果汁と醸造酢の割合を表示して欲しい。問い合わせたところ、ゆず果汁と醸造酢の割合は企業秘密らしいが、一瓶にゆず2個分ぐらい入っているんだって! 生野菜にぽん酢をかけて食べると、どうしても塩分が気になる。栄養成分表示(ナトリウムではなく食塩相当量)が欲しい。 |
6 10 |
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| 販促物 | メーカーのHPでは簡単な商品説明のみ。 HPを丁寧に見ると、レシピ集の中でゆずかを使ったメニューを見ることは出来るが探しにくい。 ミツカンは、「鍋26選メニュー読本」というリーフレットが店頭にあった。目新しい内容ではないが、分厚くてこんなにたくさんの鍋料理を集めただけでもスゴイと思う。 |
1 10 |
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| 総評 | 今回上記の3品を取り上げるまでに、さまざまな「ぽん酢」を試食してみた。使われている柑橘類にはゆず・すだち・かぼす・じゃばら・小夏などがあり、醤油の風味や糖類・だしの種類、さらにそれらの含有量によって、味も香りも千差万別。材料や製法にもこだわりを持ち、「こんなに苦労して作ってるなんて、すごいのねぇー。」と言いたくなる商品もある。 そんなこだわりを前面に出した商品は沢山あるが、今回の評価を通して理解させられたのは、そいういった商品のほとんどが、製造者の自己満足の代物であり、完成度が低く、消費者が満足のできる味や香りの物がいかに少ないかということだった。 素材は”こだわり”の物を使っているのかもしれないが、調合や組み合わせを科学的に管理しきれていないのか、せっかくの素材を活かしきれてないと思える商品が多かった。 ドレッシングやソースと同じ調味料としての位置にある「ぽん酢」なのだから、一緒に食べる素材を活かしてこそ商品の価値があると思うのですが、皆様はどう思いますか?。 今まで「よさそう」「美味しそう」という印象や「クチコミ」「CM」による思いこみだけで選んでいたのかもしれないと、反省した人も。 こだわりをお持ちの方や定番商品が決まっている方も、じっくり原材料の表示を見て、もう一度味わい直すのも良いかもしれません。一般流通商品の中にも美味しい物がありますから、食卓にそんな商品をのせる努力をしてみましょう。こだわりの無い方も、いつもの味を少し変えてみると食卓に変化が出て楽しくなりますョ。 |
62 100 |
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担当 伯井
| 2004・10/25追加 | ||
| ゆずかの新ラベル | 10月に入り早速スーパーマーケットの店頭でみつけてきました。 今までの賞味期限の日付の横には新たに(開栓前)と書き加えられ「開栓後はなるべく2ヶ月以内に召しあがりください。」の表示も入りました。 「原材料の内容」項目で、入れて欲しいと指摘させてもらった食塩相当量が栄養成分表示に入れてもらえました。 「ゆずかのひみつ」は手に取った時に、鍋以外の使い方のイメージが以前より湧く、写真入りになり連載形式のようで「その3」までみつけました。 このように、参考にして頂いた上にご連絡まで頂けると、頼まれもしないのに商品評価をしている私たちにとっては、張り合いになり嬉しいものです。ありがとうございました。 |
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