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| 緑茶って、それぞれの家庭にお茶っ葉があり、おでかけする時には水筒に入れて行って、外で買って飲むっていうもんじゃなかった。最近では、缶・ペットボトル入りの飲み物として、急激に出回るようになった。自動販売機も本当にたくさんあるしね。「これだけ多メーカーが出している中で、本物の緑茶ってあるのかしら?」 今回はスーパーで手に入りやすい、代表的な商品の評価をしてみた。試飲方法については、同一条件に(5℃)冷やしたお茶をブラインドテストした。 |
| [2005年3月追加] 2005年3月15日「キリン生茶」がリニューアルされた。 ラベルは緑茶色が強調され、ボトルキャップも薄緑で店頭で目立ちやすくなっている。躍進を続けているサントリー緑茶 「伊右衛門」を意識したのか背丈の高いボトルになっている。きっと棚に並ぶと目立つだろう。 今度は無香料・粗ろ過を強調。ふわふわとお茶っ葉が浮いている。以前味覚評価の低い最大のポイントになっていた化学的な味がなくなり、それでいて「キリン生茶」の個性が伝わってくる。 社運をかけて取り組まれているとか。 2Lペットボトルはリサイクルする時にクラッシュしやすい容器になり、リサイクルBOXに持って行くまでの保持に便利。 |
| 商品名 | 写真 | 点数 | 評価 | コメント |
| 伊藤園 お〜いお茶 500ml 140円 (希望小売価格) |
70.0点 |
原材料 ★★ |
PET緑茶を初めて開発したのは伊藤園。 無香料・無調味・一番茶使用との記載あり。この一番茶がちょっと曲者。 |
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| 味覚 ★★★★★ |
家で普通に飲むお茶が冷えた時の味に一番近い気がする。すっきりと飲みやすく色も香りも薄めであっさりした渋みがある。本当のお茶っ葉の味がする。 | |||
| パッケージ ★★★ |
黄緑色のパッケージはお茶らしく、伊藤園のブランドイメージと合っていて、とてもベーシックな感じ。 | |||
| サッポロ 玉露入りお茶 500ml 140円 (希望小売価格) |
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52.7点 |
原材料 ★★★★ |
玉露と煎茶の割合いを問い合わせたところ、国産玉露を50%使用しているとのこと。だったらその事をもっと強調してもいいのにね。 |
| 味覚 ★★★★ |
甘味を感じる人から、渋みを強く感じる人まで評価が大いに分かれた。普段から緑茶を飲む人は「買って飲むならコレ!」とお気に入り。 | |||
| パッケージ ★ |
デザインがダサ過ぎて高級な「玉露」が入っているようには見えない。お茶のイメージのすっきり感に欠けるし美味しそうでない。 | |||
| アサヒ 旨茶 500ml 140円 (希望小売価格) |
46.0点 |
原材料 ★★ |
国産茶葉100%。茶匠喜作園とアサヒ飲料が共同開発したとの記載あり。でも茶匠喜作園って何?すごいの? | |
| 味覚 ★★★ |
香りも旨みも感じられず物足りない。だから常温でぬるくなっても抵抗無く飲めるけれど・・・。 | |||
| パッケージ ★★ |
茶匠喜作園選定を強調していて落款印まで押してあるデザイン。でも、なんとなく上等っぽく感じさせようとしているなあ、程度。 ラベルを剥がしやすいように点線が2本入っていたのは、旨茶だけだった。 |
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| サントリー 和茶 500ml 140円 (希望小売価格) |
43・7点 |
原材料 ★★ |
煎茶をベースに雁が音(かりがね)、かぶせ茶、碾茶(てんちゃ)など、様々な茶葉を組み合わせ、中国緑茶、台湾緑茶まで加えている。 | |
| 味覚 ★★ |
ブレンドしている味のユニークさはあるが、これを緑茶と呼んでいいのか・・・混ぜすぎじゃない?このようなクセのあるお茶が好きな人は緑茶ではなく、ウーロン茶なんかを買うのでは。 | |||
| パッケージ ★★★★★ |
白っぽい容器は柔らかなデザインで女性向きみたい。お茶ばっかり並んでいる売り場ではみつけやすい。 | |||
キリン 生茶 500ml 140円 (希望小売価格) |
42.7点 |
原材料 ★ |
「生茶葉抽出物」使用と書かれ、うまみ成分の「テアニン」を豊富に含むと書かれている。
「生茶葉抽出物」・・・これって何? 原材料には「香料」まで使っている。 |
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| 味覚 ★ |
これを「本格緑茶」って言っていいの?作られた清涼感が強いし化学的な味がする。 | |||
| パッケージ ★★★★ |
緑のグラデーションが美しく、生茶の文字透明部分の雫も活きている。今ではもうお馴染みだが、「生茶」って斬新なネーミング。 |
| 伊藤園 お〜いお茶 |
| キリン 生茶 |
| 今回の緑茶に対する味の好みは、性別・年齢による大きな偏りも無く、本当にバラバラ。しつこく緑茶について調べたり、しつこくメーカーに問い合わせたり、何回も飲み比べてみたり。を、繰り返して、昔からお馴染みの”ベーシックなお茶”である「お〜いお茶」と、CM人気バツグンだが”緑茶みたいなもの”の「生茶」の興味深い評価項目を比べてみた。 | |||
| 評価項目 | 商品名 | 評価内容 | 評価点数 |
| 原材料・製法 | 伊藤園 お〜いお茶 |
一番茶葉使用の記載が印象的なので、どれぐらい使われているのかメーカーに聞いてみた。結果、「割合については、お教え出来ない。味のブレンドの問題で企業秘密。少しでも入っていることに変わりはないので、法的には問題ない。」との答え。一番茶葉ばかりで、量産ができるのかが不思議だったが、この返答にはがっかりした。原材料の開示・表示でもっと“安心”をアピールする時代。伊藤園だからこその信頼を得る努力をする段階になっているのでは。 |
5 10 |
| キリン 生茶 |
「生茶葉抽出物って何?体に対する影響は?栄養価的にいい事あるの?」メーカーに問い合わせたところ、乾燥させたり蒸したりする前の未加工の生の茶葉から抽出したうまみエキスの事なので、栄養価・効能などは特にないとのこと。後の世になって「生茶葉抽出物」なるものが体に悪かった、なんてことになりませんように。 何故「香料」を使っているのかも聞いたが、「製造直後の美味しさや香りを時間が経過してからも楽しめるように使用している」との回答。こんな配慮はいらないのに。エキスや香料を加えて「本格緑茶」と書いていいのか疑問に思う。ブランド力で「お茶みたいなもの」を作り上げちゃった感じがする。 |
1 10 | |
| 味覚の特徴 | 伊藤園 お〜いお茶 |
色も香りも薄め。あっさりした渋みがある。本当のお茶っ葉の味がする。 緑茶を外出先で買って飲むという習慣の無い時代から、お茶と言えば伊藤園の「お〜いお茶」だったので、斬新さは無いが馴染みはある。昔はもう少し渋かったようなイメージが残っているのは、私が子供だったからみたいね。お客さま相談室に問い合わせたところ、発売当時(1985年)から味は変えていないとのこと。 |
7 10 |
| キリン 生茶 |
香りがきつく、人工的な味がする。ブラインドテストではほとんどの人が一口飲んだだけで生茶とわかった。“お茶”ではなく、“お茶みたいな飲料”と考えれば、新しいジャンルの斬新さやユニークさと言えるのか!? 口の中にまとわりつくえぐい味がして、後味が悪い。持ち歩いて常温になった時にはしつこい風味がして飲めないという人もいた。 |
1 10 | |
| パッケージ 大きさ 内容量 |
伊藤園 お〜いお茶 |
この商品に限りもう少し内容量が多くてもいいと言う意見もあった。ペットボトル(缶・紙容器以外)だけでも、2L・1.5L・スリム1L・1L・500ml・350ml・280Lの7種類もある。スリム1Lは持ち歩く人に便利かも。印刷してある「俳句大賞」は思わずクスッと笑ったり、しみじみ頷いたり。缶入りの時から有名だったので楽しみな人は多いはず。ネーミングはユニーク。(昔、ジェンダー的には物議をかもした記憶が・・・。) | 7 10 |
| キリン 生茶 |
500mlは飲みきれないで残すことが多いという声も。 売り場では印象的なパッケージなので、一目でみつけられる。自販機の中でも遠くから認識できる。 |
6 10 | |
| 販促物 | 伊藤園 お〜いお茶 |
テレビCMより、いつも電車の中吊りやボトルのラベルの俳句を読んでしまう。こっちの方がイメージに近い。 関西ローカルのラジオでは数十年にも渡りパーソナリティーをしている浜村淳が番組中の生CMで俳句の紹介と「お〜いお茶」を連呼する。派手なテレビCMよりもスタイルの変わらぬこのような根強い人気ラジオ番組でのCMは、幅広い層への販促効果はあると思う。 伊藤園のHPには自社製品のPRばかりでなく、お茶の普及やお茶の基礎知識が豊富に掲載されていて、お茶を主力商品にしている貫禄が感じられる。 だからこそ、一歩先を行く、消費者を裏切らない企業としてのPRが欲しい。 |
6 10 |
| キリン 生茶 |
フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!!というCMソングとCFの松嶋奈々子がすごくインパクトあり。しかも、次々と商品を上手く絡めたCMを作っているので、やはり強いなあと思う。それに、毎年欲しくなるキャンペーンもしているし。キャンペーン商品が欲しくてまずいのを承知で飲んでいる高校生もいる。 | 8 10 | |
| 総評 | 今回評価した中で、緑茶抽出物や香料が入っていたのは「生茶」。発売当時は新しい無糖茶飲料として非常にインパクトがあった。しかし、それは化学的に作られた味であり緑茶と言ってはいるものの、一言でいうと”お茶みたいなもの”としか思えない。 それにしても、希望小売価格が横並びで140円っていうのはどうして?それぞれに「こだわり」を強調しているのに・・・。厳選された原料を使ったお茶を小さい容器で値段もそれなりであれば、値頃感を感じるはず。 又、外出先のかばんの中でも邪魔にならない形にするとか、年配の人でもスムーズに開けることが出来るボトルキャップを考えるとか、他メーカーばかり意識しないで、もっと消費者を見て欲しい。 | ||
担当 伯井
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