阪急ファミリーストア昭和町店
(大阪市)
2005.6/09(木)
11:30〜12:00
2005・6/12(土)
11:00〜12:00
18:30〜19:00
阪急百貨店グループの都市型スーパー「阪急ファミリーストア」が地下鉄御堂筋線昭和町駅すぐに2005年2月にオープン。大阪府下に7店舗を展開しているが、大阪南部ではあまり馴染みがなかった。徒歩2〜3分の位置には「コーヨー昭和町店」があり、3軒隣には「ショップ99」がある。
「阪急のスーパーマーケットが来る!」と地元の主婦も楽しみにしていた。しかし、PTAのランチの席で「なんかわからんけど中途半端やねん」というもっぱらの評判。さて、どこが中途半端に感じるのかオープンしてから約3ヶ月のお店をじっくりとサーベイ。

今回は「コーヨー昭和町店」も同日に調査した。
各売り場 ちょっと一言 評価
野菜 品揃えは「悪く」ない。でも、「良い」と思えないのはパッと見た時に鮮度の良さが伝わって来ないためか、それともどの野菜もこじんまりと陳列されているためか。なのでお客には何を売りたいのかが伝わってこない。「貴方の必要な物を買って帰ってください」的に並べてあるという感じがする。かといって大阪南部のオバチャンが「まぁ、お上品!」と言うほどでもない。 ★★★
果物 広告の品、和歌山県産紅小玉すいか(半玉 298円)は糖度表示12度の通り大変甘く「次に来店した時にも買おう」「今年の夏はこのお店ですいかを買おう」って気になる。
ただ、少々乱暴な商品作りが目に付く。ラップで包んだ2個入りの桃を3段に重ねて陳列している。当然下段の桃には傷が付く。桃ってすごくデリケートな事はよ〜くご存知のはずなのに。
半分にカットしたプリンスメロンの上にイエローキーウイを飾り切りして盛っているが、パックの中でキーウイが潰れていて、とても買う気にならない。カットすいかも頂点が潰れているし三角形の真ん中でひび割れてしまっている。少人数の家庭では、カットフルーツが重宝な人もいる。
手間暇かけて作ってくれるなら、思わず買いたくなる演出をして欲しい。ちょっと割高な商品なんだから、納得して買いたい。
★★
鮮魚 午前中からまるものの魚に20%引きのシールがベタベタと貼ってある。これって「ここの鮮魚売り場は鮮度が悪い」としか消費者には受け取れないんだけれど、他に意味があるの!?
少し暑い日が続くと、はしりの湯引きハモが食べたくなる。「梅肉や酢みそでさっぱりと」なんて関西ではお馴染みの素材。でも、何故今の時期から中国産と国内産の2種類を並べるのだろうか、このお店で・・・。中国産が美味しくて安いのだったら、その説明が必要だ。そうでないなら、せっかく「食べたい」と思っている買う側の気持ちをしらけさせるだけ。
★★★
塩干 広いとは言えない売り場に、瓶詰めのウニや塩辛などが15フェイスも並んでいる。その他にもチルド珍味類が多い。さっと炙ると柔らかくて美味しい干物や薄塩の干物などにもっと力を入れて欲しい。 ★★
精肉 「美味しいから買う」と評判の精肉売り場。対面販売コーナーもよく利用されている。ちょっと高めのすき焼き用やシチュー用のすね肉は、競合店に並んでいない、このお店ならではの商品。お買い得商品としてアイランドのケースに並んでいる、1パック480円の豚肉しゃぶしゃぶ用も盛り付けがきれいに出来ていて、お肉の質も良く見える。
★★★★
和日配 関西の有名店、美々卯(大阪)と権太郎(京都)のうどんセットやかやくご飯の素があるのは、さすがに阪急グループらしさを感じる。こだわりの辛子やかけ醤油が豆腐売り場に並んでいて、豊かそうなシルバー世代夫婦が楽しげに選んでいた。こういう楽しみってこのエリアに無かったから嬉しいはずよね。 ★★★
洋日配 お店が小さいと冷凍食品のケースが小さくなるのは仕方がないと思えるが、お客が不満に思うのはケースの中身。もっと阪急らしい商品があってもいいはず。他店と変わらない商品をちょっと割引してくれたぐらいでは阪急らしいなんて思えない。なんだかおざなりな感じの売り場になっている。 ★★
ドライ
グロッサリー
「赤恵み」と「青恵み」のシールが貼ってある商品が目に付く。「赤恵み」は有機原材料使用の認定品である事、「青恵み」は「合成添加物をできるだけ排除し手間を惜しまない昔ながらの製法にこだわった商品です」との説明ボードあり。キッコーマンのステーキソース3種に「青恵み」が貼ってある。どこが違うのかしら?と思い他商品の原材料も見た。丁寧に読んでも一緒に並んでいる他社商品に比べ「添加物をできるだけ排除」「昔ながらの製法」「こだわり」で作られているとは理解しにくい。どうしても違いを探すなら、アミノ酸が入っているか否かぐらいなんだけど。それ以上の成分の割合や原材料の質などは見た目にはわからない。阪急ファミリーストアの本部の担当者の方に電話で尋ねたところ阪急品質管理センターで検査し、本部で決定したとのこと。「『青恵み』は阪急のPBという事になります」というお答え。NBの商品をPBと言い切れるほど、きちんと原材料を阪急で検査してくれて消費者にお勧めしているって事なのね。 ★★★
菓子 パン売り場の通路や惣菜売り場近くに、カゴに入った安売りの水羊羹の3個パックとデパ地下で売っている焼き菓子がお買い得品のように置かれている。価格訴求品と品質訴求品を同じような形態で並べられても、どちらも買う気にならないよね。お菓子ってお楽しみの要素が大きいから「こんなんある!」「やっぱり阪急やわ」という商品があると定価でも買うというのが女性心理なのに。 ★★
惣菜 店内調理の商品は少ない。豆狸のいなり寿司(小いなり寿司5個420円)・ベイクドQのサンドイッチなど、阪急のブランドを生かした商品が並ぶ。デパ地下ならこの価格でも買うかもしれないけれど、近所のスーパーマーケットでこの味と価格では2度目からは買わないって言う人が多いのでは。だってサンドイッチは耳部分のカットの分量が違うようで、同じ商品なのに大小まちまち。家庭でお母さんが作ったサンドイッチ風にわざとしているの?それに食パン部分がパサついていて、この値段は損した気分になる。
お昼のお弁当需要が多い。近隣の会社の人が次々に買っている。もう少しOLさん向けの商品を造ってくれないと量も質も男性向けが多いのと、見た目にも可愛らしさが無いためか、
かなりウロウロ迷っている人が多かった。
★★
入り口すぐの小さな売り場は清潔で、イキイキしたお花が並んでいてお店の雰囲気にピッタリ。菊やトルコ桔梗の小さな束が198円で使い勝手はいいと思うが、このお店だったら窓際やテーブルに置けるような小さな花束もいいんじゃないかなぁ。お花の種類がなんだか年齢層高め?! ★★★
焼酎やワインにこれと言ったこだわりが無いのか説明もなし。レジ横の特設棚にも(特設に見えたんだけど)ワインが並んでいる。せっかく棚を作るんだったらもう少し商品説明もして欲しい。 ★★
店舗全体 お菓子売り場とドライグッロサリー売り場(というか、お店の中央部分)の通路のかどには商品が突き出して置かれている。かごに入れた商品の下には、四角い台が用意されている。お店の誰かが手作りしたようにガムテープが貼ってある。阪急ファミリーストアの緑色で、店内の至る所にあっても見た目に統一感があってきれい。ただし、置かれている位置が悪い!!決して広くない通路のコーナーにはこの台の上に不安定な頭広がりのかごに商品が入っていたり、木箱の中に麺つゆが入っていたりで、通る時に箱に気を使い、譲り合わないとお客は通れない。せっかくお店の入り口やトイレがバリアフリーになっていてもお店の中がこれではねぇ。車椅子のお客さんが困っていましたよ!
無料でもらえる水の「阪急ファミリーストアピュアウォーター」は美味しいと大好評。確かに何時行っても給水機の前には必ずと言っていいほどお客が居る。
★★★
総評 お客は梅田の阪急百貨店にお買い物に来ているとまでは思っていないが「阪急」に来ているという意識が強い。開店前からかなり期待も大きかった。
お店の外観や店内の色調・照明などからはそういう阪急らしい雰囲気が味わえるし、こじんまりとした大きさのお店は毎日の買い物がしやすい。しかし肝心の商品や店員(狭い店内に数多くいる)からは求めていたブランドらしさを味わう事がちょっと難しい。「期待し過ぎだったのかしら!?」「結局、阪急って食品では何がいいの?」阪急百貨店グループというブランドを全面に出している以上は目で見て、味わって、はっきり実感出来ないと、毎日お買い物をしていても納得できないもの。あちこちに増えている他のスーパーマーケットとの違いをもっと分かりやすくしてくれないと、「中途半端」が前面に出たお店になりかねない。
56点

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