イズミヤ千里丘店
(吹田市)
2006.11/21(火)
12:20〜14:00

2006.11/23(勤労感謝の日)
10:00〜12:15

今回は、久々に地元大阪のスーパーマーケットです。イズミヤ千里丘店GMS(総合スーパーマーケット)の食料品売り場。
オープンして約30年。大型店に改装したのは7年前。最近の改装は、2006年10月。吹田市の住宅地の中にあり、周りにはマンションが立ち並び、車、自転車の来店には便利なロケーション。現在の食品売場面積は、2890u。
歴史は感じるが、古さを感じさせない。年季の入ったお店ながら、店内に入った時に感じる雰囲気から、地域のお客に頼りにされている事がわかる。祝日は家族連れが多く、平日もカゴ一杯に買い物をしているお客が多い。
各売り場 ちょっと一言 評価
野菜 平日(火曜日)に開催されていた青果物の98円均一は広いお店ならではのスケールで魅力的。大根、キャベツ、ピーマンなど、おなじみの商品だけでなく、ベビーリーフ、チシャ菜、土しょうが、サツマイモなど種類も量も豊富なのでお得気分を味わいたいお客の気持ちに充分応えている。大きなアイランドをグルッと探して回っているうちに、ついついあれもこれもと買い物カゴに入れているお客が多い。このように、質が良く、他店よりも安いと思える商品がボリュームたっぷりに並んでいると、やはりお店の入り口から買い物気分が高揚する。
野菜売り場主通路を奥に進むとメークイン、だんしゃく、西洋にんじん、たまねぎのよりどり3コで98円セールも催されている。店員さんは、商品のボリューム感を損なわないように絶えず品出しに大忙しの様子。こういう場合お客と品出しとでごった返してクリンリネスがおざなりになりがちだが、そういった事もなく、清潔感も保たれている。祝日には、青果物入り口は違う商品が陳列されていた。
★★★★
果物 りんごコーナーでは「よりどり祭り」として、お買い得セールをしていた。サンふじ、王林、ジョナゴールド、サンむつ、サン北斗などが彩り豊かに並び、Lサイズである事や、各りんごの産地がPOPに見やすく明記されている。1玉128円のりんごが4玉なら498円。という事は14円安いだけではあるけれど、選べるという楽しみのメリットがある。
祝日には、店内に入ってすぐの平台は柑橘コーナーになり、箱売りみかん、小袋入り、有機、ごだわりみかんがオレンジ色一杯に広がっている。これだけ種類があると、我が家で人気の産地、銘柄のみかんが決まっている人には、ありがたいだろうが、特定できる知識と経験の無い消費者は、戸惑ってしまう。価格の違いだけでなく、酸味、甘みのバランスなど味の特徴を表示してくれていると、選ぶ時の参考になって親切なんだけど。
★★★
鮮魚 鮮魚は定番の鮮魚売り場と鮮魚専門店の2つのコーナーで販売されている。やはり専門店には旬を先取りしたホウボウやハゲ、見事な鮮度のタラの白子、ふぐ(4980円)など、値段も高めだけれど納得出来る質の良い魚が並ぶ。「今夜はちょっとご馳走」という日には専門店で魚を買うと決めているお客も居るようで、赤ちゃん連れの若いご夫婦は専門店の前で迷いもせず、ふぐの鍋用を注文していた。魚種が豊富で、カツオ、平あじ、ヒラメ、タチウオ、ホウボウの”旬造り盛り合わせ798円”も買ってみたくなる鮮度感と珍しさ。
定番鮮魚売り場の、good-iのぶり大根用のぶりは量感もたっぷり。1パック498円はすごくお買い得。その横に並ぶ源助大根には産地と特性が読みやすいフォントで明記されている。野菜売り場で特性説明をしているより、リアルに伝わる。青果物売り場の大根よりも60円高いけれども価値訴求がきっちり出来ているので、買い求めるお客もおり、残り数が少なくなっていた。
★★★★
塩干 鯵の干物は、同じブランドの商品が大きさ違いで、2枚で498円、3枚で498円、4枚で498円と探しやすく並んでいる。朝食、夕食など用途や家族人数に合わせて、選べるので買いやすい。
上段には、「このお店なら高品質の商品も並んでいるだろう」との期待に応えてくれるスモークサーモンチップもあるし、スモークサーモンも部位別に数種類ある。しかし、数多くの商品中に埋もれてしまっていて、よほど食いしん坊のお客にしか気付いてもらっていないのか、値引きシールが貼られていた。
★★★
精肉 銘柄牛、豚、鶏肉の他、しし豚や、休日にはイベリコ豚の焼肉用(100g798円)焼き方説明付きのラム骨付き肉もある。平日は2枚200円の鶏胸肉や100g98円の鶏もも肉もあり、おさいふとシーンに合わせた買い物が出来る。
豚ブロックの棚には「豚角煮どっち煮すんねん!煮豚」というモランボンのタレ商品写真と作り方が入った棚帯のメニュー提案が貼ってあった。リーフレットよりもこのユーモアの方が大阪では受けるかもね!
精肉の対面販売コーナー専門店では、定番セルフコーナーには並んでいない、高品質の牛肉やホルモン類が種類多く並び、お客も買う商品に合わせて使い分けをしているようだ。
★★★
和日配 大きなスペースで少し安くなっている豆腐はお客も自然と目に入るものだが、ただ並べてあるだけでは、冷蔵ケースの最上段にある品質の良い料理用生ゆばなどは薄い容器で目に留まりにくい。もっとお客の目を惹くような棚(什器)とかはないのかな。 ★★★
洋日配 四葉チーズのチーズフォンデュ用も置いてあるので、白ワインと一緒に並べると興味を持って買うかも。チルドデザートは種類も豊富に並んでいる。デザートコーナーはクリスマスらしい飾り付けがされていた。広い売り場だから、紙ナプキンだとか、紙コップなどのクリスマスパーティーグッズがあったら、なお更楽しい売り場になると思う。 ★★★
ドライ
グロッサリー
生鮮品のように、鮮度感でアピール出来る売り場ではないのだから、退屈な売り場にしないために、演出や陳列を工夫して欲しい。そういう事がないと、どこで買っても買い置きの出来る調味料などは、やはり価格の差だけが目立ってしまうのでは。特に主通路から覗いたら目に留まるエンドでは、同じメーカーの同じスープが1段に9個ずつ2段に渡って並んでいるだけ。価格訴求も大切ではあるけれど、奥に行くと何かありそう・・・と思わせてくれるエンドがあると、定番棚の商品もじっくり見る気になるのだけれど・・・。定番棚は欠品が多いし、棚の商品が乱れているというか、隣同士の商品がもたれ合いながら、倒れている。探せば、オヤっと目を惹く高品質のお買い得商品も並んでいるのだが、この売り場では目に入りにくいし、その商品の味を知らない人には高品質にも見えない。 ★★
菓子 good-iのどら焼きや京都の老舗和菓子店の焼き餅など、幅広い価格帯が揃い、普段用、来客用など、用途に合わせて買える。
エンドでは、VTRで新商品のCMを流している下に、ポッキーやプリッツがボリューム陳列されているので目を惹く。ただ、定番棚は乱れているので、エンドを眺めても、定番通路まで入って行くには至らない。
★★★
惣菜 平日でも10種類の太巻き寿司が次々と品出しされているし、揚げ物もバックヤードから次々と店員さんが持って来てくれている。22品目や25品目のバランス弁当がカロリー表示されて、しかも500円以下という手頃な価格でたくさん並んでいる。祭日には、8本980円、14本1500円の手巻き寿司や3本で880円の太巻き寿司(10種類以上)が売り場にずらりと並んでいる。そのボリュームには何かを買って帰りたくなる華やぎがある。このように、平日、祝日共に、商品のアイテム数は申し分無いのだが、店員さんが真面目さのあまりか、商品造りや陳列に没頭し、お客には声かけも笑顔も無い。これが、売り場全体の鮮度感を薄れさせてしまう理由かもしれない。 ★★★
平日は1種類の花が1束105円均一。包装資材と手間代で割りに合うのかしら?と思われるぐらい、多くの種類が並ぶ。食卓や玄関の下駄箱の上など「ちょっと飾ってみようかな」と手が出やすいスーパーマーケットらしい価格と売り方。祝日は2種類の花が混じって1束180円が3束500円のセール。どちらの日もお客はよく手に取っていた。 ★★★★
棚の上の表示ボードには、大きな字で「和食がおいしくなるワイン」「洋食がおいしくなるワイン」「中華が美味しくなるワイン」「和食がおいしくなる清酒」「中華洋食がおいしくなる清酒」と書かれ、それぞれ商品が並んでいる。和食って、てんぷらなの?酢の物なの?どっちにも合うの?とツッコミを入れたい所。しかし、何の選択肢もなく、ただただ価格の違いしかない酒売り場が多い中では、なかなか面白い分け方だと思う。 ★★★
店舗全体 冷蔵品を持ち帰るための氷を袋に詰めて置いてくれてあるのはありがたい。レジを済ませてさぁ帰ろうと思っている時に、詰めにくい氷を袋に入れるのは手間に感じるものなので、ちょっとした事だが嬉しい。
クリンリネスは行き届いているし、照明も明るいのだが店の雰囲気がイマイチ明るくない。大きな原因のひとつかと思えるのが、店員さんの挨拶と笑顔。品出し中の店員さんは、お客とぶつかりそうになりながら作業をしているのに「いらっしゃいませ」の声かけがない。
買い物の最後に、お店の印象を左右するチェッカーさんも「笑顔でいらっしゃいませ」という標語を胸に付けているのだが、笑顔はない。色々な時間帯にさまざまなチェッカーさんのレジを通ったが、スナック菓子の中身が砕けているのではないだろうかと思われる商品の扱い方をされたり、せっかくきれいに盛り付けられたお刺身を斜めにされたり。常にお客が多く、素早くレジを済ませるというスピードも望まれるとは思うが、速さと共に丁寧さも必要ではないだろうか。
★★★
総評 古い店舗ながら、清潔に保たれている。このエリアのお客のニーズに合った商品が並んでいるし、アイテム数も充分揃っている。曜日ごとに変化する生鮮品の売り場には魅力がある。
「商品」として並べてくれてある売り場では、お客もイキイキと買い物をしているのだが、「モノ」として並べてあるようにしか見えない売り場には、目的買いのお客しかいない。
せっかくの品揃えもお客が気付かないのでは、もったいない。
セルフサービスとは言うものの、品出し中の店員さんもお客から見ると『お店の人』なのだから「いらっしゃいませ」と声をかけながらイキイキと作業をしてくれているとお客も明るい気分になるし、信頼や安心という目に見えない関係も生まれてくるはず。地域密着型のお店ならなお更、価格以外のお店の味や色が感じられないと「どこのお店でも一緒よね」になってしまうのではないだろうか。
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