サポーレ瑞穂店
(マルヤス)
(愛知県名古屋市)
2006.6/8(木)
17:00〜17:30

2006.6/9(金)
12:00〜13:00

16:20〜17:00
上京の度に、高品質スーパーと自ら名乗っているお店で何度もお買い物をした。名古屋にも主婦に人気の高品質スーパーがあると聞いて、その中でも「サポーレ」をサーベイしようと車を走らせた。
高品質スーパー「サポーレ」は三重県津市に本部のある「マルヤス」の高品質業態店。それならまず、「マルヤス」でお買い物をしてからという事で三重県に寄ってから、名古屋入り。総走行距離450キロメートルの旅。
以前から「サポーレ」がお買い物エリアの主婦から「サポーレ」「ハロードゥ」「フランテ」「タチヤ」など、いつもお買い物に行くスーパーマーケットの情報やチラシを送ってもらっていた。せっかく名古屋まで来たのだからと、サーベイ2日目はランチをしながら、買い回りをしているお店について名古屋の主婦のシビアな声もたっぷりお伺いしてきた。
「サポーレ」周辺は坂の多い住宅地。車を利用するお客が多いらしい。娘(名古屋嬢)を嫁がせても、瑞穂区、天白区、千種区など、実家近くのマンションに住まわせる親が多いとか。そして、お母様と一緒にお買い物。「サポーレ」でも親子孫の3世代連れも多くみかけたし、レジで身重の娘さんに「足りる?」と言いながら1万円札を手渡しているお母さんの姿も見た!
今回お買い物に行ったのは、
1日目:マルヤス山の手通り店→マルヤスフーズパピリオンパレス店→アオキスーパーアズパーク店
→バロー戸田店→アオキスーパー戸田店→パレマルシェ神宮→サポーレ瑞穂店(マルヤス)
2日目:ハロードゥインターナショナル東山店(ハローフーヅ)→八事フランテ(ヤマナカ)
→タチヤ八事店→サポーレ瑞穂店(マルヤス)
スーパーマーケット三昧の旅第13弾 名古屋編
もご覧下さい。
各売り場 ちょっと一言 評価
野菜 ついつい読んでしまう内容の濃い、POPがきれい。鮮度の良いブロッコリーや葉物野菜にはマイナスイオン水で蘇生しているというPOPがある。だけど、愛知県産大根1本198円なのに、半分128円・108円。これは大阪のオバチャンとしては、納得出来ない。
業界誌で拝見した事のある社長さん自ら「アボガドを早く品出しするように」とか「ナスはもっとたくさん盛り出すように」など、店員さんに言っている姿があった。買い物客が「そうしてくれると、そりゃありがたいわ」「うん。そうしてくれるとつい買っちゃうよね」と思う事を指示されている。「社長さん、よくお店に来てくれてるよ。やっぱりあれでなくっちゃ!」と地元主婦にも良く知られている。
野菜売り場奥の冷蔵ケースには熟成しているらしい、黒くて価格の高いにんにくが並んでいるが、調理方法はみかけなかった。その横には大袋の切干大根が並んでいた。このコーナーはちょっと棚をもて余しているように感じる。質の良い国産の山菜の水煮などが欲しいところ。
★★★★
果物 お店の入り口に「メロン祭り」「さくらんぼフェアー」と毛筆で書かれた大きなPOPがある。文字通りたくさんの品種、価格、3000円以上の静岡産メロンもずらりとオンパレード。でも、1玉680円、800円、1500円の赤肉メロンはどれも同じPOPの内容「かぐわしい香り濃厚な赤身」としか書いてなく、値段と産地と名前の違いで商品を選ぶしかない。
半分にカットされた静岡マスクメロン(980円)を3個も買っている人がいた。カットメロンは熟している程度によって価格が違うので、好みの物を目で確かめて買えるのはお得だと思う。
箱入りのさくらんぼ佐藤錦3500円を買っている人もいる。もちろん、小パック入りもあるだが。このお店の味が信頼出来れば、こんな高額商品も日常の食シーンに登場させるのね。
★★★★
鮮魚 主婦歴も長くなると「私ら、もうチラシの写真に騙されへんよ!」という猜疑心が働いているものなんだけど、地元主婦から送られて来たチラシ広告の、美味しそうな写真そのままの商品が売り場に並んでいる。
日常のおかずになる、かつおのたたき(598円)剣先イカお刺身(598円)は大阪でみかける刺身より100円位高いかも・・・と思いながら買ったが、食べてみると、この鮮度と味なら、充分値打ちあり!普段の鮮魚売り場の商品がこれだけ満足できるから、ハレの日にもこのお店なら大丈夫、買おうと思う客の信頼は、毎日お店が気を抜いていない努力の賜物よね。
★★★★
塩干 自家製の味噌付けは美味しそうだし、POPもきれいで夕方には売り切れていた。
鯖、さんま、カワハギなどの干物(よりどり3枚525円)は大きさも厚みも立派で、見るからに美味しそう。子供連れの主婦が買っていた。若い主婦が干物を買っている姿をこんなに多く見かけるお店は珍しい。
さりげなく置かれているからすみ一腹1800円(豪州産)を迷いも無く、手馴れた様子で選んで買っている年配の母娘連れがいたので、それを見ていてつい買ってしまった!長崎産の国産からすみなら、10倍以上の価格。豪州産であっても、この大きさと品質で1800円なら、十分満足できて値ごろ感がある。ベビーカーに赤ちゃんを乗せたお母さんは1袋50g以上はあると思われる干した細かいアミを2袋も買っていた。
よく見かける塩干売り場の隅っこの方って、空けておくわけにいかないからとりあえず並べているのねぇとしか思えない消費期限の長〜い瓶詰め類やパック商品が多いけれど、どれも買う気にならない品質の場合が多いのよね。でもこのお店の塩干売り場は、隅々まで買いたいなあ〜と思う商品が並んでいる。お店の人が実際に食べて、美味しいと思った物を商品として並べているのだろうなと想像出来る魅力のある売り場。
★★★★★
精肉 松阪牛の対面販売コーナーで買っているお客が多い。100g1780円のステーキ用もある。牛肉切り落とし、580円、398円はよく売れている。でも、何故か700円台ぐらいの牛肉が少ない。冷蔵ケースに並ぶ、西豪州産シチュー用100g198円は赤身でシチューにしたらちょっと堅そう。このお店にどうしても、この質の西豪州産の牛肉を食べたいお客が来るのかしら?
伊勢赤鶏の味噌付けやサポーレ特製ハムなど、ごく自然に並んでいるPBは他店にない品質。鶏肉はメニューが思い浮かぶ品質だが、先に「フランテ」の鮮度感抜群の名古屋地鶏を見てきたものだから、ちょっと見劣りしてしまう。地元主婦によると「鶏肉は小さな専門店があちこちに数多くあるし、そこの朝引き鶏はもっときれい。だからそっちで買う」との事。
★★★★
和日配 定番売り場に値引きシールを貼って並んでいる商品もある。かと思えば、値引き商品ばかりをケースの片隅に押し込んでいる事もある。どうして2通りあるのかしら。
すき焼き(鶏、牛肉)を食べる機会が多いのか、八丁味噌の文化だからか、焼き豆腐・田楽用焼き豆腐の種類が多い。
卵売り場では、商品の違いがPOPに書かれていて選びやすい。他店では、パックをわざわざ手に取ってじっくり個々の商品の自慢ポイントを読んでからしか選べない。卵って売り場で横並びになっているから選ぶ時に、お店が作ったPOPの紹介文があると、価格の違いに納得しながら買う事が出来る。そして食べてみて、納得ならまたこの店で買うというもの。
★★★
洋日配 ヨーグルト製品は充実しているが、チルド洋菓子が少ないな〜と思っていた。周辺の住宅地内には選ぶのに困るぐらいの洋菓子店やパン屋が数多くあるので、このお店には、おデザはあまり期待していないらしい・・・。
冷凍食品は極端に少ない。主婦が「安売りをしている日に買うわ」というような、どこのお店にでも並んでいるような商品はない。味噌煮込みうどん(1食600円)などのこだわり商品のみ。
★★★
ドライ
グロッサリー
テレビやマスコミで取り上げられたブームを追うのでなく、お店のお勧め理由やこだわりを伝えようとして並んでいる。お客もじっくり選んでいる。しかし、棚は欠品が目立つし、2日間どの時間帯に行っても、棚の奥の方で商品が前に倒れていたり横に寝ていたりする。
レジ近くのお米コーナーには、こだわりを表記してある2kgの袋入りお米が種類多く並んでいで興味深い。イタリア産100%のリゾット用米やもち米の無洗米など料理好きの主婦が欲しくなる商品が多く揃っている。
★★★
菓子 まずお店に入ると壁に沿って見事にディスプレイされた輸入菓子が目に飛び込んできて、何か珍しい物がみつかるかも!と早速ワクワクしてしまうコーナーになっている。地方の半生洋菓子や和菓子などもコーナーになっていて目を惹く。 ★★★
惣菜 「サポーレ」に限らず、「フランテ」「パレマルシェ」など今回お買い物に行ったどのお店も惣菜が輝いていない。惣菜を買うより、生鮮素材がよく買われているエリアだからかもしれない。対面販売のケース内の商品は種類も少なく、買われている様子がない。このお店ならお料理の手助けになるお惣菜、例えば松阪牛を使ったサポーレのミートソースとか、部位別のブッロク焼き豚などが並んでいると人気商品になるのでは。
細長い容器に入った1パック千円の「サポーレ特製新感鮮ちらし寿司」は美味しそう。このお店の鮮魚売り場の刺身と同じサポーレ特製品なら、買いたくなる。金曜日の夕方は、お寿司を家族分と思える2、3パックをカゴに入れている人も多かった。
★★★
スーパーマーケットの酒売り場には、知識の無い主婦でも今日の献立に合うワインやお酒が選べるPOPが欲しいと願ってきた。価格以外の選択肢が無いという売り場がまだまだ多い。でも、このお店のワイン売り場は、写真入りで産地・テイスト・ボディー・品質・特徴・合う料理が明記されていて、セレクトしやすい。当然のようにドイツフェアとして輸入ビールやチーズやハム、ソーセージなどが冷蔵エンドに並んでいる。 ★★★★
2階駐車場への階段上り口すぐにある。少し高めかなと思ったが、コーン型のアレンジメントフラワーや緑の枝ものなど、他店にない品揃え。もちろん、カラフルなお花も鮮度感がある。名古屋では、フラワーアレンジメント教室も盛んで、訪問の時にお花をお土産に持参する事も多いらしい。この売り場のお花なら十分プレゼントの花束にも使える。 ★★★★
店舗全体 入り口すぐには、座り心地のいい椅子があり、買い物をしている妻を待つ初老の男性が孫を連れて待っている姿もみかけた。BGMのフルートの音楽に相応しく、ゆったりした気持ちでお買い物が出来る。店舗全体に清潔感があり、主婦が気になるニオイが一切なかった。それだけに、トイレの汚なさが意外に思えた。
青果、鮮魚、精肉売り場では、それぞれの担当の店員さんが、お客に相応しい声かけをしている。しかし、2日間何度もレジを通ったが、どのチェッカーさんも笑顔が無くあまりにも事務的。サッカー台の水濡れやゴミなども目に付いた。どの売り場でも気持ちよくお買い物をした後だけに、尚更その対応や暗いムードにギャップを感じてしまった。
★★★★
総評 三重県津市にある「マルヤス」も近くにあったら、きっと行きつけのお店になるだろうなと思う鮮度感のあるお店。特に和日配や生鮮品は食卓を豊かにしてくれる商品が揃っていた。
そんな「マルヤス」がまずあってこそ、この「サポーレ」があるのだという事がよくわかる。
元気名古屋では友人との食事会も個人宅でそれぞれが手製の自慢料理とワインを持ち寄り楽しむ事が多いらしい。お盆や正月の親戚の集まりも自宅。だからそんな時期のスーパーマーケットの店頭には、いつも以上に品質も価格もワンランクアップした商品が並び、それをまたよく買うらしい。安い物を買ったためにマズイ思いをした人。それなりの価格だったのに、マズイ思いをした事のある人。そんながっかりな経験を積み重ねて来た人にとって、「サポーレ」は ちょっと高めであってもそれに見合った味を提供し続けてくれるお店。だからお客もお店を信頼して、置いて欲しい商品をお願いする気持ちになる。お店とお客が一緒になって、お店のグレードや雰囲気が創られて行くものである事が実感出来るお買い物だった。
77点

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