ヨークベニマル
新田東
(宮城県仙台市)
2007.1/21(日)
14:30〜15:00
2007・1/22(月)
10:15〜13:30

雪が積もっている覚悟で出向いた仙台。暖冬の影響で、日中はコートがなくても動き回れるおだやかな気候だった。目的は、スーパーマーケットが大好きグループ8名で佐市(秋保)、みやぎ生協愛子店、ヨークベニマル南吉成店、ウジエスーパー中山店、 グリーンマート桂店、ヨークベニマル市名坂店、西友泉店、みやぎ生協新田東店、ヨークベニマル新田東店 にてお買い物をする事。
一行とお別れした後、私達だけで、じっくりお買い物をしながらヨークベニマル新田東店をサーベイした。
新田東店の周りは区画整理事業により開発中の街。建設途中の住宅やマンションが立ち並ぶ。今からどんどん人口が増えるエリア。ベビーカーに子供を乗せた若い世代のお客が多い。美容院や歯科医院、ケーヨーD2、ツタヤ、子供向け英会話教室なども揃っているヨークタウン内にある。2005年9月にお買い物に行った時はオープンしてすぐだった。あれから1年半あまり、地域にどれだけ溶け込んだお店になっているかしら?と楽しみにお買い物。今回はヨークベニマルの、南吉成店と市名坂店と新田東店でお買い物をしてきた。お買い物に寄ったどのヨークベニマル店でも、21日日曜日は「どまんなか得の市」で、店内は大勢のお客で賑わっていた。22日月曜日は「紅(あかまる)得の市」。午前中は静かな店内だったが、11時頃からはお客が次々と来店している。
チラシによると23日火曜日は99円均一の商品が山盛り記載されている。毎日イベントが用意されているようだ。
各売り場 ちょっと一言 評価
野菜 チヂミ雪菜、曲がりネギなどこの地方ならではの野菜が並び、お客もこの季節の食材を買っている。日曜日は、品出しが追いつかないぐらい売れているためかしら、野菜売り場入ってすぐの棚の空が目に付く。壁面が鏡になっているため、黒地の台が鏡に映ってかえって空の部分が倍増して目立っている。このような什器は、品出しのタイミングが特に大変だろうなぁ。
近郊野菜コーナーは野菜売り場真ん中にこんじまりとあるので、選びやすいし、さすが!と言わせる鮮度感。
曲がりネギのスライス、みょうがのスライス、しらがネギなど、どれも産地に国産の記載があり98円で鮮度日数3日。これはありがたいな。
移動出来る什器を使って、うまくお客を回遊させてくれるレイアウトだと買い物も楽しくなるのだが、このお店のようにカートがすれ違えないような什器の配置では、特に日曜日はNG。
★★★★
果物 いちごの赤、ポンカンのオレンジ、スイーティの黄緑などカラーコントロールがきれい。
フィリピンバナナは、房で売られている。クオリティバナナはg売りになっていて、1本から買えるのでありがたい。わがままを聞いてもらえるなら、同じような熟し加減のバナナばかりでなく、ちょっと若い物も混ぜておいてくれると、2本、3本と買う時に嬉しいのだけれど。
★★★★
鮮魚 日曜日、鰯は丸物も開きも売っている。ただし、足元に近い下段に開いた鰯。上段に丸物。お客が見たって「これは変」とか「不衛生」とか思うのに、店員さんは気が付かないのかしら?
月曜日は開店時なのに、商品があまり並んでいない。それに、地場物の魚の種類が少ないのではないかと感じる。店員さんの動きがのんびりで、本当はバックヤードには商品があるのに、店頭まで出してくれてないんじゃないかしら?と大阪のおばちゃんとしては覗きに行きたい気分だった。
ブリ大根のつゆを関連販売しているが、肝心のブリは切り身のパックが少し並んでいるだけ。わさび、大葉が水を張ったバットに並べられているが萎びていたり、乱れていたり。これって一昔前のさびれたGMSの鮮魚売り場の雰囲気だよねぇ〜。
★★★
塩干 塩鮭は種類もアイテム数も多く、塩分の%表示までしてくれているので選びやすい。台湾産シラス(100g248円)は、冷凍商品を小パックに分けてあるのだが、凍った固まりがパックの中でゴロゴロしていて商品作りの乱暴さにびっくりした。
月曜日の午前中11時を過ぎても、商品が並んでいない。YBの干物を買って帰りたくて何度も売り場に向かうのだが、まだ商品が揃っていない。店を去る13時半になっても並んでいないという事は、今日は店頭に置く予定がなかったのか。日曜日に商品がすっかり売れてしまうのかもしれない。しかし「どまんなか得の市」がお得である事は承知でも、終わってしまった月曜日にしか来店出来ないお客だっている。そんなお客が月曜日に来店しても「ヨークベニマルに来てよかった」と思える売り場にして欲しい。
★★★
精肉 豚しゃぶしゃぶ用はパックにきれいに盛り付けされている。パックのまま食卓に載せて鍋にお肉を入れるという商品だけに、特に見栄えも気になる。でも、肉の切り方にはムラがあり、同じ価格なのに、いざ買おうとすると迷う。
網脂で包まれたハンバーグは、輸入牛も並ぶ焼肉コーナーにあった。原材料の豚、牛の配分表示も無いし、国産肉か輸入肉かさえ不明。店員さんにお聞きして国産肉で作られている事が判明。このお店なら、他店のYBに並んでいたハンバーグのちょっと大きな塊の方が使い道が色々あって、喜ばれるのでは。
「ポトフの素」の前には、メキシコ産のグリーンアスパラ、サラダ菜などがキャスター付きの移動棚に乗って並んでいる。関連の無い食材が売り場にあると、邪魔にしか感じない。
★★★
和日配 地元の漬物工房で作られたたまり漬けや麹漬けの人参など、地元ならではのお漬物が並ぶ。冷蔵バック持参で大切に買って帰った小かぶの浅漬けは3個198円で自分で作るより美味しくてお得感充分。仙台に住んでいるなら、また買うのにな。このように地味だけどリピーターが付くような商品が並んでいると嬉しい。
地元産のコーナーを造るスーパーマーケットをこの頃良く見かける。田舎風の造りでパッと見た時は良さそうに見えるのだろう。しかし、手作りであれば在るほど、店頭に並ぶ商品数や種類にムラがあり、売り場の維持が出来ていないスーパーマーケットにもよく遭遇する。何が何でも地元商品という購入の仕方をする客がスーパーマーケットに多く来店するとは考えにくいのだから、この売り場のようにNBの商品と並べて見比べながら購入出来る方が親切だと思う。
月曜日の午前中、パック入り漬物の日付をチェックをしながら値引きシールを貼っている店員さんは、チェックしながら商品を丁寧に拭いている。中の調味液が漏れているはずが無いのに、容器がべたべたしがちな商品もあるのよね。このように、値引きシールを事務的に貼っているのでなく、商品を拭いてくれている姿を売り場でみかけるとお店にも商品にも好印象を持つ。
★★★★
洋日配 冷凍食品は日曜日に4割引きだったので、月曜日に買っている人はいない。お客も4割引とか5割引でしか買わないと決めてしまっているんじゃないかな。528円の八方菜も半額になる事を承知の上でメーカーは価格を決めてしまっているのではないかと思ってしまう程。もはや適正価格のわからない商品群になってしまっているよね、冷食って。
チルドデザートは、スーパーマーケットでこんなに選べるなら嬉しい!と思える種類が並ぶ。価格に敏感な主婦も、このコーナーではちょっと財布の紐も緩み、甘くなってしまうもんだから・・。
インストアーベーカリーの隣には、無料のお茶と一緒にお弁当やパンを食べられるコーナーがある。コーヒーを注文をしてゆっくりしているお客も多い。パンのレジとコーヒーのレジは同じなんだけれど、店員さんはお客のテンポに合せて代金を受け取ったり、商品を手渡したりのタイミングがとても親切。
★★★★
ドライ
グロッサリー
漬物コーナーには、瓶入り浅漬けの素、粉末のからし漬けの素、粗塩、ミョウバンや唐辛子のアイテムも多く、漬物桶、瓶詰め容器など、この棚だけで漬物用品が全て揃い、野菜を買えばすぐに漬け込める商品がお見事に揃っていて、漬物初心者でも挑戦したくなる。
「1月25日までこの価格」のPOPが付いた商品が並んでいる棚は月曜日午後になってもスカスカ。エンドは美しく整っているのだが、誰にも取ってもらっていないのでは、と思われるきれいさ。どうしてか、安売りエンドに見える。片栗粉の後ろにはずらりとクックドゥが並び横には青豆きなこ。袋菓子のエンドの横にはチューインガムとインスタント納豆汁の袋が並んでいる。このちぐはぐさが、安売り店の印象になってしまうのよね。
★★★
菓子 ドライグロッサリーと同様、定番棚の欠品が目立つ。せめて子供菓子だけでも、欠品の無いようにしてあげて欲しい。買い物に連れて来られる子供は「ひとつだけなら好きなの買っていいよ」を楽しみに食品スーパーマーケットの買い物に付き合っているという事もあるのだから。 ★★★
惣菜 おこわなど米飯類も種類が多く、お弁当は値頃感があって買いやすい。日曜日の夕方には、手巻き寿司、こぶりで食べやすい巻き寿司など夕食のメニューが決まっていても、ちょっと夕食の準備が出来るまで食卓でつまんでいてもらおうかな・・と思ってしまう楽しさと手頃な価格の商品もある。
ヨークベニマルならではという商品を買ってみようと思って「ムッくんキャベツのお好み焼き〔2分の1枚  208円〕」(手づくり 特製生地の店内焼き上げとラベルに大きく記載されている)と「ムッくんキャベツ焼き餃子〔5個 208円〕」を店内フードコートで食べた。出来立てでまだ温かいにも関わらず、美味しいと感じられない。調理済みの惣菜を買う事に躊躇する気持ちがある主婦の中には、原料に対する不安がある人もいる。このように、主原料であるキャベツが”ムッくん”とヨークベニマルが自信を持って使っている食材であれば、購入する気持ちにもなる。しかし!どんなにトレーサビリティが確かであっても、不味い惣菜は二度と買わない。オリジナリティを表記しているのに、不味い場合は余計腹立たしい気持ちにもなるもんだ!
★★★
バラが1本200円。バラの花束380円もあるが、和花(菊)の花束780円、1000円が目立っている。スーパーマーケットに仏花がある事や、頻繁に換える仏花の色花が必要なのは納得できるが、何と言ってもお花売り場はカワユク、華やかであってこそ。 ★★★
明る〜い棚にお酒が並んでいるお店って多いのだけれど、あれは店頭でお酒を劣化させているとも言えるのよね。「あたりまえ!」の事ながら、このお店では照明の入っていない日本酒とワインの棚。カーブドリラックスさんお勧めのワインコーナーがあって「へえー」と見入ってしまう。ヨークベニマルならおかずを買いにお店に来るフツーの主婦がメニューに合せて、パッと見てサッと決められるようなコーナーがあったら楽しいんじゃないのかな。 ★★★
店舗全体 鮮魚売り場と野菜売り場の間に「あったか鍋コーナー」があり、すきやきつゆ、キムチ鍋つゆなどが数多く並んでいる。生鮮品のすぐそばにこのようなコーナーがあるとメニューを思いつくので助かる。鮮魚売り場のアルミ鍋に入った海鮮寄せ鍋セットの横に同じタイプの国産豚肉キムチ鍋セットが並んでいる。お客にとっては、鍋は鍋なんだから、これは親切。このような親切な売り方もある一方で、何故ここにこの商品が並んでいるのか意味不明?という売り方もあちこちで見受けられた。ウインナーの横に瓶入りマスタードがずらりと並んでいたが、ハム、ソーセージ売り場に置いてくれるなら、チューブ入りをさりげなく、ぐらいでいいのでは?
惣菜売り場近くは、すぐ食べられる商品ばかりのコーナーになっており、カットフルーツなどの冷蔵商品だけでなく、ドライグロッサリー売り場のカップ麺やカップスープ、レンジ調理食品のご飯商品、おつまみなどが並ぶ。出入り口に近いし、パン売り場もそばなので、コンビニのように使われる事を想定しているのかな・・・。でも昼休みにお弁当を買いに来ているお客は、奥のジャンブルカゴにたくさんの種類が入っているカップ麺売り場まで出向いて手に持った後、惣菜売り場のお弁当を選んでいる。このコーナーが活かされていないように見受けられた。
★★★★
総評 どのレジのチェッカーさんも、何度通っても親切。通路ですれ違う売り場責任者の名札を付けている店員さんも、お客の動きに合せて通りやすいようにきびきび動きながら、挨拶をしている。さすがヨークベニマルだなーと思う。
「得の市」や「平日得々の市」などの、店内中吊りポスターの数が多く頭上がうっとうしい。「お得イメージ」作りも来店を促して大切ではあるものの、行き過ぎると気分のいいものではない。
ヨークベニマルは物言わぬ商品に、どんなに美味しいか、どのように食卓を豊かにしてくれるかを語らせるのが上手いなぁと感じていた。だからこそ主婦も色々なメニューや食材の使い方を思い浮かび、楽しく買い物が出来、楽しく食卓を囲めるのではないかな。新田東店のオープ直後には、ここからどんな風にお客と年を経て行くのかと楽しみだった。しかし、今回お買い物をしていて、ヨークベニマルらしくない関連販売や、安っぽい商品の並べ方に少なからずショックを受けた。消費者にとっては、安心できる、信頼できる、という付加価値があるからこそ、ヨークベニマルでお買い物という事になるのに・・・。
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